詰碁の取り組み方と囲碁の上達法を教えてください

詰碁の取り組み方と囲碁の上達法を教えてください

僕の棋力は今東洋初段です。



いままで二段で安定してたんですけど初段に落ちて初段から一級に落ちそうです。



毎日、三段合格の死活と三段合格の手筋をやってるんですけどなかなか強くなりません。



なにか上達のヒントを教えてください。



後、詰碁でわからない問題は答えを見てもいいんですか？

読んでいる問題集が少し背伸びしているのではないでしょうか？

もう少し簡単な問題集を繰り返しやった方がいいかと思います。

わからない問題は答えを見ても一向に構わないと思います。ある程度考えた上でなら。

解答手順のロジック（といってもパズル要素が強いですが・・・）を納得することが大事だと思います。

そうすれば記憶にも強く残りますし、わかった喜びもあると思うので。

あとは碁の勉強に限らないことですが反復することですね。

碁の上達を願って、「詰碁」を勉強するのは、「ヨミ」を鍛えるためだと思います。

ですから、「詰碁」をやれば、隅や辺の「部分のヨミ」に強くなれます。



「手筋」を勉強すると、石の形に明るくなれると思います。

そして、筋にかなった打ち方を会得することができます。



碁で大切なことのひとつに「石の形」というものがあります。

打つ手の一つ一つは、「石の形」や「石の働き」や「（価値の）大きい手小さい手」などを考えながら、打ち進めます。



「石の形」が大切なのは、形がよい石は働きが高いということです。

逆に「クズミ（アキ三角）」や「陣笠」や「ダンゴ型」や「凝り形」は極端に「石の働き」が悪いのです。



戦法のひとつに、自分が「石の形」をよくすることは勿論ですが、相手の「石の形」を崩すのが効果的です。



ということで、「石の形」に敏感になってください。



もうひとつ、プロ棋士の「棋譜」を碁盤に並べる、いわゆる「棋譜並べ」をしてみたらいかがでしょうか。

雑誌の「碁ワールド」や月刊「囲碁」や「週刊碁」などで、解説が詳しく書いてあるものがオススメです。



それによって、「石の形」や「筋にかなった打ち方」を習得することができます。

プロ棋士は誰しも、このことを大切にして打ち進めます。

ただ、中盤の戦いのときは「石の形」に拘らず打つことはあります。



また、「棋譜並べ」は一局の棋譜を徹底して三度、四度並べて、百手くらいまでは「棋譜」を見なくても並べることがとできるまでになってください。

それができたら、次の棋譜に挑戦してください。



最後ですが、棋力の差は何から生まれるのでしょうか。

例えば、あなたが高段者に石を置いてもなかなか勝てないのはどうしてでしょう。

それは、「碁の力」の差は、「ヨミ」と「碁の考え方（棋理）」の違いだと思います。

「ヨミ」は、相手の受け手を想定しないと成立しません。

あなたが打つ手に対して、相手がどう受けるかを想定できないと「ヨミ」になりません。

それと、同じ手であっても背景の「碁の考え方（棋理）」が異なる場合があります。

「棋理」については、「碁の格言」から習得できます。

囲碁問題は最初から答えを見て丸暗記してしまいます、2～3日後に今度は見ないで解けるかどうか確認します

こうする事で時間の節約になるし、記憶力も鍛える事が出来ます。

2～3日後に解けない問題は次の2～3日後にまた回答を見ないで解けるかどうか確認します。

この様にして多くの問題を解くと5段位の詰碁も一目で解けるようになります。