ネット碁高段の方に質問です。 自分は今東洋囲碁で4、5段くらいの棋力なのですが、...

ネット碁高段の方に質問です。

自分は今東洋囲碁で4、5段くらいの棋力なのですが、6段以上の棋力をつけるには何をしたらいいか教えて下さい

詰碁は、初段合格の死活の後半が結構解けないくらいです…

定石とかは基本的なのしか知りません

今二十歳くらいでいつか8段になれたらなって思ってます

どなたか回答お願いします

私も質問者さんと同じ二十歳です^^ 東洋囲碁では九段で打っています（なかなか苦しいですが。。。）

質問者さんは死活が苦手なようなのでまずは基本的な死活を勉強してはいかがでしょうか？

日本棋院の囲碁文庫の「○○段合格の死活」は非常にいい本なので全シリーズ繰り返し読んでマスターするといいと思います。

後は碁経衆妙と玄玄碁経もいいですね。官子譜までやる必要はないと思いますが。毎日コミュニケーションズさんが出版される詰碁集は良書が多いので是非読んでみてください。

定石は頻出のものとそこから少し突っ込んだものを知っていれば十分でしょう。あとは読みの力が助けてくれます。

まぁ、基本的でない定石の変化も知っているに越したことはないですが。

ざっくり言えば棋譜並べ、詰碁、対局、局後の反省を地道にやっていくしかないですね。

がんばってください。

「東洋囲碁」で四、五段がどのくらいの棋力なのかを知りませんので、はっきりとした回答にならないことをお断りします。

アマのトップクラスに到達するためには最低限、次のようなことを実行してみてください。



（１） 自分の棋力を知る

実際に碁会所や囲碁クラブで打ってみて、ご自分の棋力を確かめることが先決です。

「ネット碁」は、実力を反映するとは限りませんから、実力を知るには「直接対局」しかないと思います。

その上で、今の棋力から「あと何子」強くなりたいと考えた方がより具体的になるのではないでしょうか。



（２） 「詰碁」は、ヨミの力を鍛える

詰碁を勉強すると、「ヨミ」の力がついてきます。

「黒先白死」とか「黒先コウ」という結果が出ていますので、比較的ヨミ易いです。

それと、棋力を知るバロメーターにもなります。



【参考図書】

「碁経衆妙」「官子譜」「玄玄碁経」「発揚論」「死活妙機」・・・

橋本宇太郎、前田陳爾、呉清源、坂田栄男、加田克司、佐藤直男、石田芳夫、張栩・・・の詰碁集など。



（３）中盤の「力」をつける

「詰碁」の本で身につけることができる「ヨミ」は、「隅」や「辺」の部分の「ヨミ」です。

それに対して、中盤の「ヨミ」は、読んだ結果の判断が伴います。

どちらの手を選んだ方が、自分に有利か・・・など「ヨミ」以外の選択肢が生じます。

ということで、「中盤の力」は、この判断力が大切です。



（４） 碁に親しめる環境に身を置く

テレビ（Ｅテレ）で「日曜囲碁対局」があります。他にも、たくさんの囲碁番組があります。

碁会所に行けば、見知らぬ人と碁が打てます。こういう「対外試合」を積めば上達に繋がります。

「ネット碁」を打つことも自分を碁に浸れる時間をもつことになります。

大きな書店に行ったときは、必ず「囲碁・将棋コーナー」を見てみます。



（５） 棋理に明るくなる

「棋理」は、端的には「格言」で知ることができます。それを知ることにより確実に上達できると思います。

そして、次の段階としては、「棋理」の裏表を知ることです。





・「厚みに近寄るな」

・「二目の頭は見ずハネよ」

・「追うはケイマ、逃げるは一間（トビ）」

・「ダメのつまりは身のつまり」

・「大場より急場」

・「上手（じょうず）まっすぐ、ヘボ（は）コスむ

本などでの勉強ももちろん大事です

基本だけでなく、応用も知ってみましょう



また、自分よりも格上の人と打つことが大事です

４，５段であれば、７段くらいの人と打てる機会が多いと良いですね

碁会所巡りなどもして、打てる機会を増やしてみてください