囲碁のプロ試験、全勝合格について

囲碁のプロ試験、全勝合格について

ヒカルの碁を見てて疑問に思ったことがあります。

プロ試験を全勝で合格するにはどれくらいの実力がいるのでしょうか。

五段くらいの実力を既に有しているのでしょうか。

そして、プロ試験を突破してすぐにプロでトップクラスの実力を発揮する人もいるのでしょうか。



作中では伊角さんや塔矢アキラが全勝合格をしており、プロでもトップレベルに準じる実力を発揮していますが、

実際の世界でもそのような人がいるのかどうか気になりました。

世代によるレベル差と言うものがあります。また、日本の段位性は最多在位が九段と言う問題をかかえたものであることも考慮に入れねばなりません。

日本囲碁界は相対的に凋落していますが、絶体的な水準は上がっており、特に東京本院の院生Ａクラスはかなりの精鋭が揃っています。最近の入段者ですと、孫くん、一力くん、沼館くんが期待の新人です。

彼らはいずれも「弱い9段」になら勝ち越しは堅いと言った力を既に有しています。現にネット棋戦で、沼館くんは彦坂、石田、一力くんも石田の各九段に勝利しています。この3人は「弱い9段」などでは決してなく、日本代表になったこともあるような方たちです。

また明確なソースはありませんが、院生仲間から「東洋囲碁というサイトの棋戦で、沼館が世界王者経験者のカン・ドンユンを破った」と言う話も聞いたことがあります。さらに孫くんは先の中野杯上位者選抜中国遠征で中国の一流棋士劉星を破り、日本人で唯一負け越しを免れました。これも院生の友人に聞く話では、彼は現在の院生Ａクラス者をほとんど消費時間なしで軽く捻るそうです。



本題に入るのが遅くなりましたが、たぶんこの3人も棋士採用試験で全勝はしていないと思います。沼館くんなどは何度もかなり黒星をつけて失敗していましたし、中韓と比べれば大きくレベルの下がる日本とはいえ、棋士採用試験を通ることは並大抵でないのです。

もちろん年度によって差はありましょうが、全勝合格となればそれだけで相当に将来を嘱望される存在たり得ると言えましょう。

井山名人を陰ながら応援している。



是非、大三冠、いや、タイトル全部取ってくれ！国際棋戦も！

井山名人がそんな感じでしたよ、71勝8敗とかの数字でした。

入段した年は２１勝４敗で既にトッププロに迫る勢いだった。



入段した時には既にトップクラスに近い、１６歳でトップに成りました。



http://igo.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/namej/data/ko00443.htm